眼精疲労などから来る緊張型頭痛は、運動を習慣化することで改善できます。
鎮痛剤に頼らず、頭痛を予防する方法を実践してみませんか?
長年の眼精疲労による頭痛の解消法とは
オフィスワークの方は、毎日何時間もPCに向かって業務されていると思います。
毎日のデスクワークで、肩も背中もカチカチ、なんていう人も居らっしゃることでしょう。
そして、疲労は肩や背中だけに限らない、という方も…。
至近距離でモニターを凝視し続けている眼にも、眼精疲労が溜まり続けてつらい、という方もいらっしゃると思います。
私 はんなは長年の頭痛持ちでした。
私の場合は、その中で最も頻度の高い頭痛が、いわゆる眼精疲労から来る頭痛、というものでした。
一日中デスクにかじりついてPCのモニタばかり見ている仕事なので、無理もありません。
また、さらに悪化すると頭痛から吐き気にまで発展することがあります。
そうなってしまうと、とても我慢できる状態ではなくなります。
眼精疲労による頭痛のつらいところは、鎮痛剤が効かないこと。
そして、痛みが始まると数日、継続することがあること。
鎮痛剤も効かず、痛みが長引くとなると、とにかく発生させない対策が必要になります。
サプリメントや、稀に医薬品など、様々な対策を試しました。
しかし結局のところ、眼精疲労による頭痛が発生するのを防ぐために一番効果があったのは、
「運動」
でした。
週4日の運動で頭痛の頻度は月に一回に減少
私は、眼精疲労による頭痛の他、緊張型頭痛も頻発していました。
緊張型頭痛は、文字通り筋肉の緊張により発生し、眼精疲労も原因のひとつになると言われています。
多いときで、ひと月に10日以上、頭痛に悩まされていた時期もあったほどです。
頭痛外来に行き、緊張型頭痛の正式な診断がされても、「こうすれば治ります」という決定的な解消方法は提案してもらえませんでした。
医師曰く、「頭痛の原因はさまざまあり、ひとつひとつを探って潰していくしかない」、とのことでした。
(確かにそのとおりかもしれません)
ロキソニンを処方してもらい、日々、頭痛の原因を探る毎日でした。
頭痛が発生したらその度に頭痛薬に頼ることになりますが、効くこともあれば、効かないこともありました。
効かないときは、まったく仕事に集中できないほどズキンズキンと痛みが走り、ほとほと困り果てていました。
そんな状態だったので、私 はんなはどうしても「頭痛を予防できる」方法を探したかったのです。
効くか効かないか判らない鎮痛剤にはもう頼りたくない!
薬をずっと頼り続けるのは、もう嫌だ!
そう思っていたのです。
そんなときに、たまたま運動の頻度を増やす機会がありました。
それまでは週末に、ジムへ泳ぎに行く程度だったのですが、コロナの影響でジムが閉鎖。
自宅でバイクを漕ぐトレーニングへ切り替えたのです。
自宅にバイクがあるわけですから、いつでも取り組めます。
週に4日、バイクを漕いで汗を流す生活になりました。
そして、運動の頻度を増やして数か月経過した、あるとき。
「そういえば最近、頭痛してない…!」
はんなは、頭痛して鎮痛剤を服薬した日を手帳に書き込んでいます。
その頭痛の書き込みが、すっかり減っていることに気が付いたのです。
遡ってみると、頭痛が発生した月でも月に1回程度と、いつの間にか頭痛が劇的に改善していたのでした。
頭痛解消のための運動に最適な負荷とは
「適度な運動が大切なのはわかるけど、どの程度の負荷で運動したらいいのかわからない」
そんな方も居ると思います。
運動の負荷で目安となるのは、心拍数です。
1分間の心拍の数がbpmで表され、数値が大きくなるほど負荷が強くかかっているという目安になります。
ウェアラブル端末には、基本的に活動量計の機能が付いていますから、その数値を確認しながらトレーニングすることをお勧めします。
「心拍数…?面倒だし、AppleWatch持ってないから全然気にしたことない」
そんな方に、是非お伝えしたいことがあります。
結論からお伝えすると、心拍数を計測しながら運動するのは、もやは必須!
「一体、心拍数の何がそんなに大切なわけ?」と思った方。
心拍数が大切な理由は、下記のとおりです。
- 年齢ごとに、運動時に身体に最適な心拍数の上限の目安がある
- 上限を超え過ぎないようにトレーニングすることで、身体によい効果を把握しながら進めることができる
運動すると、当然ながら心拍数が上昇します。
そして心拍数は、「とにかく上げれば運動効果が高まる」というものではありません。
年齢毎に、運動時の効果的な心拍数の上限は、ある程度決まっています。
若年層は心拍数の上限が高く、高齢になるほど心拍数の上限は下がります。
例えば、40代であれば、運動により上昇してよい心拍数は140bpm程度が上限とされています。
それ以上に心拍数を上げてしまうと、健康効果よりも、負荷のかけ過ぎによるマイナス効果のほうが強くなると言われているのです。
今でこそ、心拍数を計測する重要度を身をもって感じているはんなですが、きちんと計測し始めたのはごく最近です。
なお、私 はんなの場合、心拍数が130bpm程度ですと、頭痛解消の効果はありませんでした。
実際、130bpmは、会話もできる程度のつらさで、うっすら発汗する程度の、だいぶゆるやかな運動負荷です。
ウォーキングなども、(速度にもよると思いますが)だいたいこの範囲の負荷である時間が長いように思います。
そこで、もう少し負荷を上げて、140bpmまで上昇させると、頭痛解消の効果が実感できました。
合わせて、140bpmは40代が健康効果を見込む場合の心拍数の上限でもあります。
150bpmまで上げてしまうと、心拍数の上げ過ぎにより健康効果としては逆効果となってしまい、適度な運動ではなくなってしまうため、推奨されません。
心拍数は、低くても運動効果が見込めず、高くても逆効果となるため、運動をする人にとっては非常に大切な指標なのです。
運動による最適な効果を得るために、運動中は心拍数を意識する必要があるのですね。
(今でこそウェアラブル端末は一般的ですが、ひと昔前はリアルタイムでの心拍数の把握は困難だったのではないかと思います…)
運動不足解消のための対策が頭痛を減らすことにつながった
元々エアロバイクは、頭痛解消のために始めたわけではありませんでした。
ダイエットのためでもありません。
実は、自律神経を整えるために始めたものでした。
他にも、頭痛以外の体調不良を解消するために対策したことで、結果的に頭痛の軽減につながったことが、いくつかあります。
サプリメントであるプラセンタは、疲労回復効果と同時に頭の重い感じも解消される、という副次的な効果もあり、それを実感して以来、服用し続けています。
なぜプラセンタの服用により頭痛の頻度が減ったのかは明確には判りません。
が、疲労回復効果が上がったことで、疲労に伴って発生していた頭痛が解消されたのではないか、と考えています。
また、目の働きをサポートするサプリメントも、長期的に常用することで、眼精疲労による頭痛にはそれなりに効果あり、と感じています。
また、眼を必要以上に疲労させないよう、眼鏡やコンタクトが今の目の状態に合っているかどうかの定期的なチェックも有効です。
私 はんなは、上記の対策に加え、今も週に4日、バイクを漕ぐトレーニングをしています。
ひとつずつ頭痛の原因を探り 地道に解消していく
頭痛解消のために、今まで色々なことを試してきました。
頭痛の原因は本当に人それぞれで、すべての人に共通した対策はないといえそうです。
この頭痛は一体、何が原因で引き起こされているのだろう?と考えるところから始まるのです。
その中でも緊張型頭痛は、筋肉の収縮により発生する頭痛のため、筋肉を動かす運動は、予防のための対策としては多くの方に有効と考えています。
同じように頭痛に苦しむ皆さんの辛さは、痛いほどわかります。
鎮痛剤に頼らず、根本的な原因を探り、対処していくことで、頭痛を忘れていられる毎日を過ごせるようになりたいものですね。