アットノンは効く?効かない?ジェルとクリームの違いも!

切り傷や火傷(やけど)の跡が気になるときの塗り薬として知られている、小林製薬の「アットノン」。

傷跡が気になるけれど、皮膚科に行くような深刻な傷跡でもないような気がする…。

そんな傷跡の手当に、ドラッグストアなどで手軽に入手できる塗り薬は助かりますね。

はんな
はんな
火傷の跡を目立たなくしたいけど、本当に傷跡が薄くなるのかな…?
傷跡を目立たなくするとの効能のアットノンですが、本当に傷跡を薄くする効果はあるのでしょうか。

また、アットノンにはジェルタイプとクリームタイプの2種類があります。

ジェルとクリームではどのように違うのか、効果と使い心地の違いについてご紹介します!

 

アットノンにはやけどの跡を薄くする効果あり!目立たなくなるまでの期間は?

2023年の5月下旬のある日、私 はんなは左腕の内側をやけどしてしまいました。

あつあつのガスコンロの五徳に、うっかり腕をジュッと触れてしまったのです(今思い出しても熱かった…)。

急いで冷やしましたが、直後はピリピリとしたやけど特有の痛みが。

ほどなくして、五徳のうちの一本の線が、左腕の内側にくっきりと残ることに・・・涙。

指一本分よりも細く、長さ4センチほどのやけどです。

幸いなことに、皮膚にしこりができたり、皮膚のつっぱりが気になるほどのやけどには至りませんでした。

 

傷そのものが痛かったのは、やけどしてから4日程度で、絆創膏を貼って傷口をガードしていました。

その後、1週間くらいは「傷の上に新しい皮膚ができたため、痛みは治まったもののまだ触れられたくない」という期間がありました。

そして、さらに1週間後には「赤みがくっきり残るやけどの跡の完成」という状態に。

やけどされたことのある方ならお分かりになると思いますが、皮膚の下にある赤みが透けて見える状態です。

 

なお、アットノンを使い始める時期には、気を付けたいポイントがあります。

それは、必ず傷の「跡」になってから使い始める、ということ。

まだ傷が治りきらないうちから使い始めると、効果を発揮しないどころか、再び出血して、治りが遅くなる可能性があるので注意が必要です。

急いで傷跡のケアをしたいと思っても、そこはぐっとこらえて、焦らないことが重要なのです。

アットノンは地道に使い続けると効果的。最低1本を使い切るつもりで!

赤みの残る傷跡が完成してから、まずはジェルタイプのものから集中的に使い始めました。

効果的な使い方のポイントがいくつかあります。

  1.  こまめに塗り直す
  2.  やや厚めに塗る
  3.  最低1本を使い切るつもりで、継続的に使い続ける

 

1の「こまめに塗り直す」のは、塗り直すほど成分が患部に浸透する回数が増えるため、早く目立たなくしたい場合は有効です。

2の「やや厚めに塗る」のは、乾かさない状態を作り、持続的に成分を患部に浸透させるために有効な使い方です。

アットノンの「用法・用量」にも記載がありますが、「ガーゼなどにのばしてやけど跡に貼る」、というのも適切な使い方になります。

3の「最低1本を使い切るつもりで、継続的に使い続ける」は、目立たなくしたいなら必須の用法ということになりますね。

とにかく集中的に一定期間、継続して使うことを心がけましょう。

 

また、その他に気を付けたいこととして、お肌自体の潤いのケアも怠らないようにしましょう。

お肌は、乾燥していると傷跡の治りが遅くなります。

一方で、潤いが保てていると治りも早く、かつ、きれいに治ることが期待できます。

ひと月から数か月のアットノンの使用で傷跡はかなり薄くできる

アットノンを使い続けて2か月弱ほど経過しました。

ジェルタイプのアットノンを継続使用した結果、やけどの傷跡はだいぶ薄くなりました。

 

しかし、やけどの跡は、切り傷などに比べるとしぶといものです。

寝起きや、寒さを感じたりすると、傷跡はかなり薄くなって見えますが、運動後や入浴中は赤みが目立ってきます。

血行が良くなると、やけどの傷跡は赤くなるんですね。

そのため、完全に消えた!という状態になるまではまだ時間がかかりそうですが、やけどした当初に比べるとかなり目立ちにくくなりました。

傷跡は放っておけば、時間はかかっても治っていくものですが、アットノンを使うことで治るスピードは早くなると言えそうです。

 

アットノンのジェルタイプとクリームタイプの違いは?どちらのほうが効く?

アットノンはジェルタイプとクリームタイプの2種類があります。

ジェルタイプは、透明で粘性のある液体に近いテクスチャで、クリームは乳白色で柔らかめの形状をしています。

同じ効果のある塗り薬を、2種類の形状から選べるというのも珍しいですが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。

また、傷跡を目立たなくする効果は、どちらのほうが高いのでしょうか。

アットノン・ジェルは乾くと薄い膜状に。クリームは乾くとお肌に浸透

ジェルとクリームでは、使用感が異なります。

塗り薬というと、つい少量を擦り込んでしまいがちですが、ちょっと多めの量を傷跡に「乗せる」イメージで塗るのが効果的です。

ジェルタイプは、厚めに塗っても、10分ほど経過すると薄い膜状に変化します。

 

一方、クリームのほうも、のびがよく柔らかい使い心地です。

ただ、クリームタイプのほうは、時間の経過とともに患部に浸透するのですが、しっかり浸透するまでは少しベタつく時間が長いです。

そのため、早く乾いてほしい場所に傷跡がある場合は、個人的にはジェルタイプがおすすめです。

アットノンのジェルとクリームはどちらも効果あり!使用感の好みで選べばOK

もし、ジェルタイプとクリームタイプの効果に違いがあるのであれば、効果的なほうを使いたいですよね。

アットノンは、傷跡を目立たなくするという効果の点では、どちらを選んでも違いはないようです。

使いやすければ頻繁に塗り直しができますし、塗り直す頻度が高ければ効果も出やすくなりますよね。

そのため、使いやすさや、使用感の好みで選べば問題はありません。

 

私 はんなは、ジェルタイプのほうが使用感が好みだったので、最初に集中的にジェルタイプを使用していました。

そのため、ジェルタイプについては、傷跡を薄くする効果があることを実感しています。

ジェルタイプを使い終わったらクリームタイプを使用して、継続して傷跡が薄くなる効果があるか検証する予定です。

 

まとめ

小林製薬のアットノンについての効果と、ジェルとクリームの違いは下記のとおりです。

  •  こまめに厚めに継続的に使用することで、傷跡を徐々に薄くする効果あり
  •  1本を使い切るつもりで継続的に使うことで、数週間かけてじっくり治していくつもりで使用する
  •  ジェルとクリームとで効果に違いはなく、使用感の好みで選べば問題はない
  •  ジェルは乾くと肌の上で膜状になり、クリームは乾くと肌に浸透する(クリームは肌に浸透するまでに少し時間がかかる)

 

若いうちにはすぐに治った小さなケガでも、年齢を経るにつれて傷跡は治りにくくなってくるもの。

傷跡は、できるだけ早く治したいものですよね。

傷が治ったらアットノンを使い、傷跡までしっかりキレイに治していきたいですね♪