きちんとスキンケアしているのに、いつもお顔にニキビや吹き出物。
それ、毎日の洗顔を見直す必要があるのかもしれません。
洗いすぎに気を付けて、お肌の常在菌を育てるスキンケアで1日も早く治しましょう。
スキンケアを試しても肌荒れが解消されなければ、洗顔をやめてみる
「ニキビが治らない…」
「治っても、すぐに またできてしまう…」
「きちんと顔も洗って清潔にしているのに、ニキビや肌荒れが治まらないのはどうして…?」
ポツンとできるだけでしょ、と軽く考えていたニキビ(や、肌荒れ)が、いつの間にか顔中に出現するようになり、一ヶ所治ったと思ったらまたできてしまう。
こんなニキビ肌荒れスパイラルに悩んでいる方、いらっしゃいませんか。
こんなときは、慌てて色々なスキンケアに手を出してしまいがちですよね。
でも、私、はんなから真っ先に提案させていただきたい肌荒れ改善方法があります。
もし、クレンジングに加えて洗顔料を使った洗顔をしているなら、まずは洗顔をやめてみることをおすすめします。
大人になっても”ニキビを防ぐには洗顔が命” という幻想
ニキビが出現し始めると考えてしまうのは、「私の肌が不衛生なのでは?」ということですよね。
CMや広告も、ニキビというと、とにかく洗顔を伝える内容が多く見受けられるので、そう捉えてしまうのも無理はないと思います。
中高生で肌に皮脂が出過ぎてしまう年齢である場合は、もしかしたら当てはまるかもしれません。
ですが、既に大人でメイクもしている方であれば、毎日クレンジングでメイクを落としていますよね。
その上でさらに洗顔をしている場合、不衛生であることが直接的な原因でニキビができることは実際はほぼない、と考えてよさそうです。
私、はんなも、その昔、肌荒れスパイラルに非常に悩まされた時期がありました。
その時期は私も、「ニキビの原因は肌が汚いからだ!」という先入観から、クレンジングした後は必ず洗顔料を使っていました。
そして、「こんなに洗っているのに、どうしてニキビを繰り返すの・・ T – T」と、日々ため息をついていました。
どうしたら良いのか、途方に暮れていたあるとき、勇気を出して、恐る恐るクレンジング後の洗顔をやめてみました。
すると、繰り返していたニキビが一気に沈静化に向かったのです。
驚いたことに日々の洗顔が、肌荒れの原因だったのです。
正しくクレンジングできていれば汚れ落としとしては充分
ニキビを治すために必須と思ってやっていたことが、ニキビを繰り返す一番の原因となっていたことには驚きでした。
当時の私は、とにかく顔を洗うことに重点を置き過ぎて、オイルクレンジングでしっかりと落とした上で更に洗顔、を毎日の習慣としていました。
洗い過ぎにより、肌を守るための常在菌もすべて洗い流されてしまい、ニキビを繰り返していたのです。
この経験から、正しくクレンジングをすれば、肌の衛生状態としてはきちんと保たれている、というのが、私の考えです。
なお、クレンジングの中には、「クレンジングして洗い流しても、なんだか落としきれていないような気がする」という使用感の製品も多くあります。
が、それは肌にとっては必要な状態なので、さらに洗顔することによってしっかり落としきろうとしないほうが良いのです。
今まさに、肌荒れに悩んでいるのでしたら、クレンジングの後にさらに洗顔をするよりも、自分の肌に合うクレンジングを厳選して使用し、ダブル洗顔を行わない習慣を試していただくことを推奨します。
「洗いすぎ」とはダブル洗顔により常在菌を洗い流した状態
では、なぜダブル洗顔を代表とした「洗いすぎ」が肌荒れの原因になるのでしょうか。
洗顔料やクレンジングには界面活性剤という洗浄成分が含まれています。
皮膚の上は皮脂膜という薄いオイルのベールで被われ、健康な肌を保っています。
その皮脂膜とともに、肌を守ってくれている皮膚常在菌が存在しているのです。
界面活性剤は油分を洗い流す高い洗浄効果があるため、肌のバリアを作っている皮脂を洗い流すことでバリアを弱めてしまい、肌荒れやニキビの発生しやすい肌になってしまうのです。
私、はんな の実体験としても、肌荒れしている肌はもれなく乾燥しているという実感があります。
つまり、皮脂を洗い流している状態は、潤いからは程遠い状況にあるということです。
(洗いすぎて、肌がキュッ!となっている状態を「すっきり洗えてさっぱりした!」と解釈していたわけですから、今思えばとんでもない思い違いだったことになります… ^^;)
メイクをしない若い年代のお肌にできるニキビとは、まったく異なる原因から発生していますので、洗顔にクレンジングといったひたすら顔を洗う対策では、完全に逆効果であることがわかります。
肌荒れや大人のニキビができるようになったら、
「今、自分のお肌ではこんなことが起こっているのかも」
「皮脂を取り去りすぎてしまっているのかも」
と、イメージいただくとよいかもしれません。
大切なのはクレンジングをきちんと選ぶこと
ここまでお読みいただいた方の中には、「それなら、界面活性剤の入っていない洗顔やクレンジングを選ばなければ!」と解釈する方がいらっしゃるかもしれません。
ご注意いただきたいのは、「界面活性剤のすべてが危険物ではない」ことです。
界面活性剤は製品の安定のために必要な成分であり、それぞれの成分の特徴は非常にさまざまなため、界面活性剤が配合されているすべての商品が危険物である、と位置づける必要はまったくありません。
「じゃあ、どんな界面活性剤が配合されているクレンジングを選んだらいいの?」
はい、そう思いますよね。
明確に「この成分は〇で、この成分は×です」と言えればいいのですが、人の肌質はさまざまです。
さらにそのときの肌状態も関係するため、一概に「この界面活性剤なら安全です」とは言い切れないところが非常に難しいわけですね。
私、はんな自身も、成分でクレンジングを選んでいるわけではありません。
そのため個人的には、下記の基準で選んでみて、「実感として、肌に合っているかどうか」で使い続けるかどうかを判断するようにしています。
- 安価すぎる製品は避ける(肌に最適な成分でない可能性もあります)
- 使用直後の肌を念入りにチェック(つっぱり感のするもの、潤い感ではなくぬるぬるするなど、使用直後に違和感のあるものは避ける)
- 使用後数日の肌を念入りにチェック(クレンジング後のスキンケアは使い慣れた製品を使用し、クレンジングの効果を見極める)
クレンジングから肌荒れ対策は始まっている
私、はんなは、洗顔をやめたら肌荒れが劇的に改善した経験をしてから、クレンジングを非常に慎重に選ぶようになりました。
クレンジングは、テクスチャや使用方法が幅広く、スキンケアのブランドによってはクリームタイプ、乳液タイプ、バームといった何種類もの落とし方から選択できるようになっているアイテムです。
つまりクレンジングは、どのようなタイプを取り入れるかにより肌に与える影響が大きい、非常に重要なスキンケアの一部と言ってもよいでしょう。
メイクを落とす段階から、肌荒れ対策は始まっているのです。
はんなは、下記を守るようにしています。
- メイクを落とす際はクレンジングのみで、洗顔は月に一回ほど行う
- クレンジングは良質なものを選択し、肌の潤いを残すものを(くれぐれも落としすぎに注意!)
- クレンジングは、化粧水や乳液を選ぶのと同じように、きちんと選ぶ
「こんなに念入りに洗っているのに肌荒れが治らない!」とお悩みの方の参考になれば幸いです。
ニキビや肌荒れ悩みのない、きれいなお肌が 1日も早く戻りますように!